はじめに
こんにちは、最近noteをはじめた右京です。
noteで時事ネタや雑学の解説、色々な企画なんかをメインに投稿する予定です。
ぜひnoteの方も見て行ってくださいね。ここにリンクをはっておきます。
さて、今回紹介するのは雨穴(うけつ)作の、『変な絵』です。
9枚の絵に隠された謎、未解決の事件、不審な行動を見せる登場人物たち・・・
多くの謎や行動が重ね合わさった先には、どんな真実があるのでしょうか?
話題沸騰中のミステリー小説『変な絵』、紹介しています!
『変な絵』
雨穴さんって何者?
皆さん、『変な絵』の作者である雨穴さんを知っていますか?
雨穴(うけつ)さんは、Webサイト・オモコロやYouTubeで活躍している方です。
主にホラー系の動画や記事を投稿しており、作家としても活動されています。
2022年6月にはドラマ・『何かおかしい』の原案・ストーリーテラーも担当されており、近年非常に注目されている方です。
その魅力は不思議な世界観と、独特なストーリーにあります!
雨穴の知名度を一気に押し上げ、書籍化もされた大人気作品『【不動産ミステリー】変な家』
ある村に伝わる謎の習慣を描いた『ヤツメエジキ』
雨穴さんの音楽センスが光る人気曲『MV「茶道*DANCE SPACE」』etc・・・
現実では存在するはずがないのに、あってもおかしくなさそうな不思議な道具や生き物。
そこから作られるエピソードは、独特な世界観も相まって、目が離せません!
何度見ても飽きることがない、魅力あるライターさんなんです!
変な絵
では、いよいよ『変な絵』の紹介をしていきましょう!
『変な絵』は4つの章、そして9つの絵から成るミステリー小説です。
それぞれの章にエピソードが描かれていますが、その全てで不思議な絵が鍵となるんです。
ここではそれぞれの章について、簡単に解説します。
第1章・風に立つ女の絵
オカルトサークルに所属する大学生・佐々木修平は、後輩の栗原からあるブログのことを教えられる。
『七篠のレン 心の日記』と題されたそれは、妻との生活を描いた平凡なブログだった。
しかし、佐々木はそのブログの違和感に気づいてしまう。
その違和感の正体は、ブログに掲載されていた五つの絵に隠されていた。
第2章・部屋を覆う、もやの絵
一人息子の今野優太を育てる今野直美。
彼女は自分と優太に付きまとう不審人物に悩まされていた。
ある日彼女は、優太が書いた不思議な絵を、幼稚園の先生・春岡から知らされる。
母の日のプレゼントとして描かれたその絵には、優太と直美、そして二人が住んでいるマンションが書かれていた。
一見平凡な絵に見えるそれには、二人が住む部屋の部分だけが灰色に塗りつぶされていたのだった。
第3章・美術教師 最後の絵
1992年、高校の美術教師・三浦義春。彼は山中で何者かによって殺害されてしまった。
後に『K山・美術教師殺人事件』と呼ばれた事件の犯人は、結局見つかることがなかった。
そして3年後、彼が教えていた生徒・岩田俊介は、総務局に努めることになる。
そこで彼は、かつてこの事件を追っていた先輩記者、熊井勇と出会う。
恩師の死の謎を追う彼に残されたヒントは、三浦が残したある一枚の絵。
山の頂上が描かれたその絵は、なぜか美術教師の三浦が書いたとは思えないほど稚拙な絵だった。
最終章・文鳥を守る樹の絵
すべての謎がつながる最終章。
その謎を解くのはある一枚の絵。絵を書いた人物は、わずか11歳にして母親を殺害した少女だった。
ドアのない家、口元が汚れている女の子、枝先が鋭くとがった樹、そしてその中に隠された文鳥。
この絵から読み取れる真実、皆さんにはわかりますか?
終わりに
はい、ということで今回は『変な絵』を紹介しました!
個人的にミステリー小説の中でも特に好きな一冊です。
周到に巡らせた伏線、衝撃のトリック、動機…。
そしてそのヒントとなる九つの絵、どれをとっても素晴らしいものばかりです!
雨穴さんのファンの方も、そうでない方にもおすすめな一冊です!ぜひ読破してみてくださいね!
それでは今回はこの辺で。ではまた。
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